平修(たいらおさむ)ブログ

私の作品やその他日記、統合失調症の闘病などを徒然とを書いています。

幻影

空想にふけり涙を溢したりしても、

あなたという華は咲かないんだ。

永遠がどれほど虚しいかなんて

誰も教えてくれないんだ。

独りの孤独に蝕まれるとき

世界は極彩の花束で火花を散らす

屈折した言葉だけが喉から漏れるから

哀しみを飲み込んでは

握りしめる拳を振り上げる

暗い影が幾重に重なったときに気づく

貴女とはただの空虚な

そう、理想の幻影だということに