平修(たいらおさむ)ブログ

私の作品やその他日記、統合失調症の闘病などを徒然とを書いています。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

偽物が真に迫るとき

私は人を模倣する ある時はずる賢いファストフード店のマネージャー ある時は喧嘩して私を出禁にした自転車屋の主 またある時は病院のお抱えの絵の師匠 ある時は作業療法士の合理の鬼の友人 または妹の最初の彼氏にして介護士の今は連絡の取れない友人 尊敬…

そんな光

私が紡いだ光は夜へと結ばれた その灯火は私の心に刻まれ やがて花咲くように炎となった 薪を焚べずとも猛る火炎は 黎明の夜明けを越える 光は確かにさしていた 私はこれからも詩を紡ぐだろう その美しく儚い情動を

文学フリマ東京38を終えて(更新)

皆様ご機嫌よう、平です。 今日は朝から流通センター駅に行き文学フリマ東京に参加してきました。 朝から朱乃さん、それと昼から黒井さんが参加して出店を手伝ってくださいました。 お二人にはお伝えしましたが感謝いっぱいです。 休憩中にXのフォロワーさん…

生きる

虚無の中にいる 泥をすすって生きている 得たかった物は全て消え去った あるべき道は病により潰えた それでも生に縋って這ってきた 血の滲む努力もただ当たりの事 恵まれていないと言うこと それ気づくまでいつでも死が横に座っていた 考えれば上も下も際限…

ラピス(仮)と創作の近況

鮮やかな色に染まる暁 藍色の魔女は黎明にまぶたを擦る 霞がかった森を蝶が飛び交い誘い 目覚めた藍の名の彼女はそれに導かれる 歩みはゆっくり次第に軽やかになる 遠くで街の息吹が命を灯すとき 朗らかな笑みを浮かべる彼女は言った 「ヒトを愛しましょう」…

天と地

そのカミソリのように鋭利な言葉が 理想だけを咲かせたような言葉が 無自覚なまま 正常なまま 正しさを押し付ける 悪意のない正義は マイノリティを押し込む 偽物は本物になれないのと同じくらい 不可能で不条理で血反吐を吐く天と地の差 もっともっと夢を謳…

侵食パラドクス

繰り返す、思い出す 幸福な在りし日々 夢に写る過去の残影 あと何度繰り返せば このしがらみから解かれるか かごの中の飛べない鳥のように 羽ばたけずそこに居る 眠る時が永遠を映すから 美化された過去が真実になり 現実が偽物へ変わる 侵食パラドクス

今朝

今日は夕方まで久々に何も予定がないのでまだ書き連ねてみる。 昨夜見た夢が印象には残っているが目覚めはスッキリしていた。 夢の内容は中学の時淡い想いを持っていたクラスメイトが大人になって再開するというものだった時たま彼女は夢に出てくる。 起きる…

影絵

光から堕ちる影絵の舞 虚ろな現し世を嘆く 犬の遠吠えの様に高く 地鳴りのように低く 見下す正義は少数派を糾弾する 無自覚な言葉がsnsでバラ撒かれ やがて追い詰められた 一人が奈落に落ちる 救いようの無いこの世界は テレビから流れる憂うつな ニュースを…

音律

弾く鍵盤 響く音律 静寂の空気音 沈黙の後に弓引く弦 音は奏でる 明るい音色を 美しい輝きは スポットライトに当てられた いつかの想いを呼び起こす 響き続ける鳴動は この心を癒やす光度 幕が閉じた後の喝采 芸術はセカイを彩る

マイブームと充実の日々

最近のマイブーム。 筋トレと音楽鑑賞だ。 筋トレに関しては健康管理の延長で体重を落とすためにやっていたが、訪看さんの指導もありアパートぐらしでも近所迷惑にならないトレーニングを教わり、そのうちみるみる体が締まっていくのがわかって自信に繋がっ…

最近の近況 5月に入って

5月に入って寒暖差が激しい、みんな暑さでイライラしている気もしている今日。 最近のモットーはかなり多いが「テキトー」「全力でやらない」「まあ、それがあんたか」「まあいいや」「自分の気持に正直に」「言いたいことは言う」などのキーワードに集約さ…

昏い

藍の夜には車窓から街明かりが流れる 午前0時の暗闇の中 揺れる電車は宵を駆け抜ける 酒場の喧騒は憂鬱な音楽にかき消され 沈黙する乗客たちはそれぞれの時間に スマホから流れる過多な情報に沈む 窓に映る自分はくまのできた顔で平静をたもつ ざわついた夜…

梅雨の雨に似た

眠たい朝は冷たいコーヒーを淹れよう 梅雨みたいな雨の日に 窓から入る光が曇ってアンニュイでも 少しは楽しく時間を過ごせるから 朝ご飯は目玉焼きを焼いて トーストを頬張る 元気が少し湧くみたい 香ばしく香る匂い 静かにあまどいを伝う雨 水を散らす車の…