平修(たいらおさむ)ブログ

私の作品やその他日記、統合失調症の闘病などを徒然とを書いています。

2021-01-01から1年間の記事一覧

明子(めいこ)と灯(あかり)のクリスマス

「灯には足りないものがあると思う」 休日のおんぼろアパート、部屋の中で長髪の女子、明子(めいこ)が急にピシャリと言った。 日付は十二月二十五日土曜日、クリスマス真っ只中といったところだった。 白けたような目で見つめるのは短髪のこれまた女子、灯(…

2021年と言う苦難の一年

今年も僅かとなりましたが振り返れば引っ越しから始まり、長い春から夏にかけての不調、孤独感など苦心した年でした。 その中でも創作には積極的に取り組み、多くの詩、それから小説を書き上げました。 また離れていった人達、再び繋がった人達。 人間関係に…

夜の車窓

夜の車窓、ネオンが光の線となる。 夜の街を行き交う人、人、人。 それぞれの帰り路へ さあ、眠りにつく街。 空虚の夜空に月はなんの夢を見る。

企画第3弾?(未定)

こんにちわ、こんばんわ、おはようございます。平です。 最近作品を通い先の方に見て頂く機会があり、企画第二弾の「明子と灯」が楽しかったと感想を頂いたので次回この場で「明子と灯、年末年始編」を企画したいと妄想中です。需要あるかわかりませんが、今…

聖なる夜

今年も凍る寒さに 暖かな暖炉を囲んで、 髭を蓄えた陽気な老人が トナカイと共に街を飛ぶ 運ぶのは幸せと夢 願うのは皆の笑顔 暗いニュースばかりのそんなあなたでも 朗らかな気持ちになれる魔法の日を。 聖なる夜は 特別な雪景色を作る

灰となる

命が燃えてゆく、 花びらが散るように刻々と消えてゆく 私はそれを眺めては嘆きの中で見届ける 罪なき空の下、炉は焚べる薪を求めている 残酷な結末を、もっともっとと欲しがっては 瞬く間に逝く魂に断罪を下して 私は悲嘆に暮れる

真空の夜

暗がり光るネオン心の闇を薄明るく照らして 眠らない街深夜の夜更け、夜行バスが走る道路 星空は遠く見えない、月は朧気、闇は深い 誰しもある闇を少しでも明るい方へと向かうでも光は何処に、見えない、感じない。 真空の夜空。

近況、穏やかな冬の木枯らし

日に日に寒くなる中皆様如何お過ごしですか。 平です。 最近は体調も基本的には悪くなく、創作意欲を満ちてます。 何かを創りたい、と、いう意欲があるのですがどうも空回りして上手く創れないです。 きっと創作とは渇望することから生まれる芸術なのかもし…

暖かな光

例え凍てつく風が吹こうとも この夜の明かりは消させない そうさ消せはしない 明けない宵が静かに鳴り響くから 黎明よ今声を上げろ 透明な言葉が焚き付けられてゆく 輪郭を帯びて灰から生まれる命 輝きは暖かな光 光は花を咲かす真冬の春

詩 プログラム

構築して ロジカルな心を パズルのように複雑な それでいて整然とした 不可解なその方程式を 演算して 見えない心を あるのにイコールにならない 答えは導き出せない 不可解で難解なプログラム アッセンブルして、無から有へと

スモールステップ

どうも平です。 最近休養で焦りを感じていました。 就労はまだ遠いのにそれが頭から離れないからです。 自分も30代前半ですがこの十年間は貴重な時間です。 無為に過ごしたくはありません。 それ故に今取り組んでいる努力(休養努め、回復を目指す)が無駄に思…

文フリ東京参加

文フリ東京参加の皆様お疲れ様です。 平です。 10周年の節目、自分たちのサークルも奮闘しましたが力及ばず。 売れ行きは芳しくなかったです。 ですがわずか売れた数冊、その購入された方に大いに感謝を申し上げます。 また会場でお会いしましょう。 本日は…

明子と灯5(完)

夕方、外の雨は天邪鬼のように止み、天気は晴れた。 自宅アパートで二人は順番にシャワーを浴び、夕飯を共同で作っていた。 「ちっ、なんでこんな面倒なことに」 「あんたがすっころんで卵たたき割ったからでしょ! 罰だ罰!」 ちなみに夕飯はミートオムレツ…

明子と灯4

「いらっしゃいませー、本日のおすすめ商品でございます、ご試食いかがですかー」 そんな剣幕を他所に店員の明るい声が響く。 灯がそれに気を取られ、明子がこう言う。 「あ、これいいね? サウエッセンウィンナー、割と長く持つし朝食に焼くだけだから便利…

明子と灯3

意気揚々と外に出ようとする二人、するとポツポツと雨が。 「な、これは組織の陰謀か! 天候操作によるミッション妨害とはやってくれる!」 明子が電波な妄言を吐く。 「あんたほんと脳内どうかしているよ、どっかのタイムリープするアニメの見過ぎだ、それ…

明子と灯2

そんなこんなで明子は灯に謝り、ヒートアップしたかと思われた漫才はお開きになった。 「で実際何見ていたの?」 灯が明子に聞くと彼女は、 「んースーパーのチラシだよWEBチラシ。買い出しそろそろでしょ」 「むっ、そうね明子、そろそろ食料品がなくなりそ…

日記的な、冬の足音

木の葉は色とりどりに染まり、空気は肺を冷やす、こんな今日。皆様如何お過ごしですか。 自分は、自身の休養宣言をしてから心が赴くままやりたい事を重視している感じです。 時折こんなことしていていいのかと思いますが、心の余裕心の余裕が持てない以上は…

ブログ小説「明子と灯(仮)」

というわけで、唐突に方向転換し、こっちを書きます。よろしくお願いします、、! ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 以下本文 「明子と灯」 スマホ画面に没頭する女子が一人、彼女の名は明子(めいこ)自由奔放でオタク趣味の専…

スランプ

皆様どうも、平です。 執筆の件ですがブラックナイトシャドー、書き始めたものの手が動かず保留中です。 と、言うのもプロットの地点で過去作から設定を引っ張ってキャラを作ったらこれが見事に噛み合わず、シャドーは主人公になるはずがヒロイン格のキャラ…

コールドスリープ

吐いた息が霧の様に霞む。 吸った呼気が肺を凍てつかせる。 こんなにも美しい空は冷たい人の雑踏 孤独を歌っている。 愛しさ温もりを忘れた都会が、 赤々とした心を急冷して死なせる。 繋がりたくても繋がれない世界に、 不条理を覚えたものが悪になり、 声…

イラスト掲載

ガールイラスト 星空

休養と葛藤

皆様どうも、平です。 近頃休養ということで心の赴くまま散策や趣味活動をしています。 と、いうのもドクターから就労はまだ先と言われまして内心急に足元が底なし沼に入った気分です。今まで床だと思っていた物はそんな固いものではなかった。 みたいな。 …

企画第二弾

最近文フリ脱稿してしばらくブログしか書いてない平です。 書くものがないので新しくブログで小説を再び書こうかと企画しています。 需要あるか定かではないですが各練習にやってみたいです。 そこで皆さんにお願いがあります。 皆さんはどんな平のどんな作…

ここからはじまる

伽藍の心がカラカラと音を立てて空虚を撫でる。 暗闇の中でひたすら足跡だけがする。 時計の音だけが虚しく木霊する。 ここは無だ。 何もない 私にはなにもない。 空っぽだ。 ここからはじまる。

雑記、宣伝

近況報告がてらの雑記ですが最近は御朱印巡りに精を出してます。 外出の口実にもってこいだったのでやってます。 行く先々で色々な景色を見れるのは、この小旅行の醍醐味で楽しいです。 話は変わりますが、来る11月23日文フリ東京が開催されます。 我々代々…

眠り

寂しさは涙の匂いがするから 愛しさというアロマで満たして 悲しさは身を切る冷たさだから 歓びの暖で暖めて 私はいつまでも小さく蹲って この空間(ばしょ)に眠るよ 傷ついた心が満たされるまで 月夜の下、薔薇が静かにほころぶ様に 満ちた月、欠けた夜を

休養をとる意味

皆さんどうも、平です。 近頃通い先で「活力がない状態で就労は難しい、まだ昔の傷が癒えてなくてそのまま就労に立ち向かい、ぶり返している」と言われました。 正直、休めと言われても休んでるほど時間はないように感じています。 でも、そこをあえて休む事…

詩 喫茶店の一時は

しとしと降る雨 静かな秋雨 ガラスに伝う露が のどかな午後に滴る日 こんな日は温かいコーヒーを頼んで こんな日だからこその自由を満喫する 曇天の雨雲が覆う空は どことなく憂鬱だけど そのうち晴れになるだろうと うっすらした希望で外を眺む スローなジ…

縁というのは不思議

またしばらく誰からも音信なかったのが急にパタパタと来るようになりました。不思議です。一週間前から久々に連絡が来たなと思ったら立て続いて別の方に連絡が来て、案外友達はあんまりいないけど周りに人は居るんだなって感じた次第です。 こういう縁にも感…

マッドワールド

咲いた花の名さえ知らないのに人は摘み取ろうとして 愚かささえ自覚のないままに 狂気を自慢気に振りかざす 滑稽だ、人のフリした怪物が この街を闊歩している 不眠症の殺し屋が ナイフを手にして歩いている 気づいている狂っているのは 世界にあらずこの自…