平修(たいらおさむ)ブログ

私の作品やその他日記、統合失調症の闘病などを徒然とを書いています。

近況、夏の夜更け静寂に

皆さんどうも平です。

暑い中外仕事や通勤で大変な方も多くいらっしゃるでしょうか。

平は日々新居での手続きに追われながらも少しだけ処理に目処がつき始めています。

それから本名の改姓を近く行う関連で(平修はペンネームです)事務手続きが増えそうです。

父親との戦いもそこまでいけば決着です。

これからは母の旧姓に改姓して第二の人生を送ろうと思っています。

生活的にはそのような感じです。

 

そういえば唐突になりますが今年の文学フリマ東京の冬開催に平も参加予定です。

今回は代々木果実混合(代々木フルーツミックス)の一員としての小説での参加です。

平屋書店の詩集での参加は来年の春開催に予定しています。

詩集に関しては今回出さないので悪しからず。

今回の執筆予定作品はハイファンタジーのライトノベルで短編小説「瑠璃色の魔女」を出す予定です。

試験版はこのはてなブログにも掲載されていますがゼロから書き直す予定です。

プロットも練り直して30ページ前後(1ページ400文字)の代々木果実の規定にしたがって書きます。

〆切は10月にサークル内でリーダー朱乃さんが内部でアナウンスがありましたので実質2ヶ月程です。

いつも4ヶ月かけて規定よりも少なく書いている私ですが今回は転居などが重なり短い期間で執筆する事となりました。

ハイファンタジーだけあってプロットを入念に練らないとただでさえ苦手なジャンルなので矛盾ができそうで今から戦々恐々としています。

 

ちなみに瑠璃色の魔女は以前執筆した「古の魔女」の同じ世界の話です。

実は前回「青い鳥」を執筆した際から暖めていた物語でもあります。

素材を探す上でヒロインであるラピスの人物像を頭で模索する日々でした。

結果的に「知的で優しさと慈愛に満ちた魔女」のイメージが固まりました。

破壊を司る「古の魔女」ロジーとは真逆の魔女です。

 

他に考えている登場人物はラピス以外にもラピスの弟子で王宮顧問魔道士の天才、堅物少年クルハ、賢さと国民から信頼の厚い国王ルアド二世。

王国を滅ぼそうと帝国の軍団を従えて襲撃する戦闘狂、戦いに享楽を覚える「殺戮の魔女」カラン。

騎士団長(名前は未定)などと多くの人物が今頭の中に居ます。

王命で国を守るラピスとクルハ。

戦いを愉しみラピスへの因縁から復讐に走るカランの猛攻に王国が窮地に立たされます。

今のイメージは大体そんな感じです。

脳内素材だけでまだ1ページも書いてませんんがこれから執筆していきます。

今後も平の活動にどうかお付き合いただけたら幸いです。

引っ越し後この文を書いているのは夜中です。

田舎の新居は快適で夏の虫たちが鳴いて静かです。

皆様は今どんな思いで夏を過ごしていますか。

私は今が新たな人生の始まりの兆しだと思っています。

今後もこのブログには私、平修(たいらおさむ)の詩や近況、小説の試験型を書いていきますのでよければ購読登録をお待ちしております。

それでは皆さん、お体に気をつけてお過ごしください。

朝霧

朝もや立ち込める土曜日

新しい生活が始まり

少し胸をなで下ろす

外では蝉の大合唱が聞こえて

夏の夜明けに命を咲かす

これからまた忙しくなるな

などと独り言を言いながら

ベランダから見える景色を眺む

新たな物語は始まったばかり

この地に僕らは迎え入れられた

戦いの日々を終えて

これからの生活を丁寧に送ろうと思った。

夕暮れセンチメンタル

今日も田舎は暑くて夕暮れが高台から一望できて思わずスクーターを走らせながら横一直線に見える水平の雲が重なって入道雲ができていた。

遮蔽物が少ないからこの辺りは夕日が綺麗に見える。

蝉や虫の鳴き声が聞こえて、あの冬からもう半年が経とうとしている。

故郷を離れてから色んなものを捨て去って縁も整理された。

同時に文学フリマを通して充実した趣味の生活を送れている。

引っ越しもまもなく始まる。

順風満帆とまではいかないが順調に状況が進んでいる。

スクーターを降りて少し散歩しようと外にでた。

知らない道がまだあったり小さな公園を見つけて「今さら散歩コースを見つけてどうするんだ」なんて感傷に浸りながら歩いていた。

どうせ数日もせず引っ越すのにだ。

日が傾いても暑いものは暑い。

程よく汗を掻きながら散歩してるうちに鬱々としてきてしまう。

今日までの一連の流れ。

真冬のあの日、毎日必死で事務処理に追われていた時。

友人一人と縁を切り、相当な影響を受けていた事を思い知り。

一体自分は誰なのか。

平修としての人生は充実している。このペンネームには愛着があるので同名の同人作家さんがいる事に気がついて今悩んでいる。

それもあるが自分自身の個人としての自分が好きでないし、どうしようもなく人が好きなのに、それ以上に恐怖や不信が強い。

周りにいる人はいつかいなくなるのではと言う恐怖がついて回る。

20年来、25年来の元友人たちも大分疎遠になった。

素の自分を晒せば自己中なひたすら人の話を聞かない頭の悪い中年だ。

敬語もまともに使えない。

すぐに見栄を張るしそんな自分に飽き飽きしながらも、まあ、それが自分と言う人間の人間臭いところだな。

そんなだめでも世界に一人だけの愛すべき馬鹿野郎だ。

自死なんて選ばないしまだ長い人生やれることが何かしらあるだろうと思ってこの大馬鹿者を愛そうと思っている。

生きてさえいればなんとかなる。

無名人インタビューでも確かそう答えた。

人生なるようにしかならない。

投げやりに思うかもしれないがこれは努力しても号泣しても絶望しても変わらないと痛感した。

文学や詩を通じて人と関わるのが今唯一自分を動かしている原動力だ。

そんな事を考えていた。

 

時間は遡るが日中は「青春ブタ野郎(以下青ブタ)シリーズ」を一気見した。

思春期症候群と言う謎の現象を解決しながら主人公の少年が少女たちの抱えるコンプレックスを解消して不思議な事象を解決する。

どことなく涼宮ハルヒの憂鬱を思い出させる作品だった。

原作は自分が学生の時から愛読していた電撃文庫のレーベルからでている。

正直ヒロインのバニーガールの衣装を見て最初は偏見だらけで1話だけ見て終わりにしようと思ったが朱乃さんの勧めもあり斬新的で思わず一期の13話を今日見終えた。

彼女らの葛藤は身につまされるものも多く、最終はでは「男女の信頼感」について考えさせられた。

主人公の咲太とヒロインの麻衣さんはお互いに強い結びつきを感じた。

もうそれはただ想い合うだけ恋ではなく互いを信じあえる愛なんだなと思った。

付き合ってきた女性は皆傷つけてしまったし、自分が父親そっくりのモラハラだと言うことに気がついた。

異性との信頼関係というのは築き上げるのがどうも自分には困難な事でそこを掘り下げるのは古傷を麻酔無しで開くようなもので激痛じゃ済まされない。

自分の醜悪さと向き合わない限りはこれは消えないだろう。

だから自分のことで手一杯。

心から信頼できるパートナーは物語の中で十分だ。

羨ましくないと言われれば嘘だがお互い心で傷だらけになる事はもう耐え難い。

親と兄妹、周りに自分のことを応援や賛同してくれる方々に感謝して過ごしたい。

ただそんなことも考えて夕暮れを見に行った。

人と人は基本的に分かり合えないし、価値観も積んできた生き方め生い立ちも観測している景色も全く違う。

だからこそ言葉や行動、約束や善意かあるのではと思う。

自分には呪われた血が流れている。

人が嫌がることを無意識にしてしまう。

結果地雷を踏み抜いてるのに気が付かない。

人の考えていることより感情を汲み取る想像力が欠如している。

それでもこのままでは良くないのはわかる。

少しずつありきたりな言葉で言うと「手探りで努力する」他ない。

朱乃さをを始め周りの多くの方に迷惑を撒き散らしているがそれでも見捨てないでいてくださるのは本当に感謝に尽きる。

まとまりのない書き散らしだが夕焼けの中そんな稚拙な思慮に耽っていた。

明日も猛暑らしい。

今日はここでお開きにする。

Ray

この情景を美しいと表現するには

まだまだ私の言葉では足らない

数多の彩(いろ)

空気

鮮烈なまでのこの世界に

生きて観測できる喜び

感涙に咽ぶ

この刹那の閃光こそ

私が抱いた初期衝動

混沌とした世界に指す

唯一無二の光

暗闇の中だからこそ

その光は瞼に焼き付く

人間の文明が描く歴史

群像やうねり荒波

すべてが規則性のない

人類の姿

人生は美しい

世界は美しい

醜悪さ、綺羅びやかさ

綯い交ぜであるからこそ

私はこの世界を愛している

あの日のその感動に救われた少年は

今も物語を書いている

私はその時に得た内包する

幾多の空想を常に形にする

誰に笑われようと

これは私自身が唯一自分で決めたことだ

鐘が鳴る

人間に幸あれ

ろくでなしの詩

愛とか恋とか分からないから

知りたいと思って不器用に探した

ねじれきった僕は彼女たちに傷を負わせた

激怒される度に僕は僕の無責任さを知った

だからもう一人でいいやと思った

最低な人間がそれらを語るのは空想だけにしようと思った

所詮僕も知恵を持った獣に過ぎない

利己的、醜悪、劣勢

彼女らを巻き込み被害者の顔をしたのは僕の方だ

この罪は背中にのしかかる

この怒り恨みを一生背負う

異性に対しての恐怖や

街を行くツガイの鳥たち

小さな赤子

幸せな家族

僕はそれらを捨て去った

きっと未来は孤独だろう

それでも生きるしかない

この呪われた血筋はここで断つしかない

未来ある親族の子供たちにあとは任せて

僕はいずれ笑っていなくなる

それはあと半世紀先の話

僕の真っ黒な中身に触れた彼女らも年老いた先には思い出になる

不出来な僕は

どうしようもなく僕なんだ

そうさどうしようもなく僕は人間臭い

盛夏の夜の花

盛夏花火が打ち上がり

暗闇を鮮やかさで彩る

人々は屋台の明かりににぎわい

涼風は一夏の淡い物語を描く

着物に甚平、騒ぐ少年少女

大人も静かに空を仰げば

この世界の諍いも

この美しさで平和なればと願う

夜の空に映るそれは

美麗な光を放つ

人々を魅了する夏の風物詩

風鈴の音がどこからか聞こえる

瑠璃の魔女(開戦)

王座の間に緊急謁見に招集されたラピスとクルハ。

騎士団と魔術兵団が見守る中王座を前に跪き頭を下げる。

その際ラピスはとんがり帽子を左手で胸に抱え静かに膝を折る。

「王国最高顧問魔道士ラピス、只今参りました。ルアド陛下、クルハより状況は伺っております」

ラピスは静まり返ったこの空間で淡々と王に口上を述べる。

クルハもそれに習うように淡々と「同じく弟子クルハ伝令の役を果たし戻りました」

恭しく王に伝える。

玉座に座るのは若くして王位を継いだ蒼王(そうおう)ルアド二世。

民を第一に考え、国を豊かにするため、農耕や製鉄、商人たちが商いをしやすい様な政策を打ち出し国民から敬われる賢き王である。

ラピスとはルアド二世が王子の頃からの長い縁で、ルアド王はラピスから国を繁栄させる様々な知識や教養を教えられていた。

始まりはラピスが旅に疲れこの国に流れてきた時に前王に王宮で務めを与える代わりに王宮に書庫と書斎を与え住まわせた事に始まり、前王が崩御された後も「古き友」と呼び手厚く王宮に置いた。

ルアド王は王座から一声発した。

「古き友らよ、面を上げよ」

王の発声により二人が顔を上げる。

神妙な面持ちのルアド王は告げる。

「ラピスよ、伝聞通り東側の小国が余の民を、国を侵略せしめようとしている。和平を申し出たが送り返した伝令は亡きものとされた。憂いである、力を貸してはくれまいか」

ラピスはすかさず。

「承知致します」

と真っ直ぐ玉座に目を向けて返す。

その眼差しは普段の温和な彼女からは程遠く凛とした姿勢だった。

王座の間は騎士団と魔術兵団達が、

沈黙してその一挙手一投足を見ていた。

「更にその国は魔女カランを迎え入れている」

王の言葉に沈黙していた周りの者たちがざわめく。

魔術兵団の一人が目を見開いて。

「殺戮の魔女カランはラピス様が封印された筈では!」

と声を漏らした。

騎士団の兵は、

「カランはラピス様の石化魔法にかかったはず、ラピス様の魔術がそんな小国の者に解呪されるはずがない!」

と大きな声を上げた。

騎士団長痺れを切らしてが声を張り上げる。

「皆のもの静まれ!国王陛下の御前で狼狽えるな、不敬であるぞ」

途端にざわめきは静まり、王が一言。

「よい、皆がこのような状況で穏やかでない事は余が重々承知している」

王は手を開いて騎士団長をなだめるようにした。

「それで、ラピス。解呪されたと言う事について何か思い当たる事はあるか」

ラピスは曇った顔で

「陛下、私は心当たりがございます」

と悲痛そうに答えた。

ルアド王はそれを見て冷静にラピスに命じる。

「述べてみよ」

ラピスは過去の話を語り出す。

 

もともとラピスは広大な森に囲まれた村に住んでいた。

この時代、魔女と呼ばれる強力な魔力を持った少女達が戦争の先陣を切って争いが絶えない長い動乱の時代が続いていた。

村は戦火から離れた山奥で、彼女は魔術などとは無縁のせいかつをしていた。

だが悲劇が起き、彼女は自分の異変に気づいた。

頬に魔女の烙印と言う傷が現れた。

魔女には例外なくこの烙印が身体の何処かに存在し、ある日突然浮かび上がる。

烙印が出たあとは強大な魔力を得た代わりに肉体の成長が止まり傷の回復力も異常になる。

彼女は気味悪がられて村を追放された。

どんなに空腹でも餓死しない地獄の苦しみにたえて山奥で野草を食べて飢えをしのいだ。

毒草を食べて苦しむ時もあったが彼女の身体は魔力により解毒されてしまい、そのうち野草について知識がついた

誰もいない山奥で彼女10年ほど暮らした。

山を通る商人に声をかけては食べられるものを渡して通貨を得ていた。

その通貨で他の商人から本を買い集め、簡易的な小屋を建ててそれらを保存。

魔術に対しても魔導書を読んで護身の為の魔術を覚えていった。

何十年もそこに住んだがやがて商人から噂を聞きつけた国の者が彼女の家を焼き払って無理やり連れ去り、攻撃に魔法の類を学ばせ前線に送り出した。

協力しなければ殺される、戦っても殺されかねない極限の境地。

彼女は決して死ぬことなく戦場で生き残った。

たくさんの兵士を殺し、その時に攻めてきたカランを協力な石化魔法で封じる。

彼女はその国から逃げ出し、追いかけられ続けることになるが、書庫で得た多くの知識を糧に追っ手を退け続けた。

やがて大陸の中央、蒼い旗の王国にたどり着く。

彼女はルアド王に拾われ、戦いより国を豊かにする知識を求め王国に招き入れられた。

最初はまた利用されるだけだと思ったが、この国の民の優しさに触れたラピスはこの国を守ることにした。

ここの国は長年隣国から何度も侵略を受けていたが賢い先代王により軍略に優れた采配で何とか退けていた。

ラピスは国を守るため魔術兵団に自らが蓄えた知識を授けた。

 

ラピスの生きる半世紀はカランを封印した壮絶な長い道のりだった。

しかし魔術は日々進化する。

多くの魔術は解読される。

石化魔法も高度な魔術だがとうとう解読されてしまったらしい。

彼女はその事実をルアド王に伝え、その上で更にこう言った。

「カランは戦いに身を置くことを喜びとし、命を奪うこともまた同じとします、よほど私が殺めず封じたのが憎いのでしょう。したがって彼女は私を狙いです」

再び玉座の間がざわめく。

「私は前王陛下に賜った恩がございます、この戦争は必ず早期に終わらせますカランを退ければ士気は下がります。陛下、ご決断を」

ルアド王は力強い眼差しでラピスを見た。

「兵を集めよ!東門前の砦にて敵を迎撃する!魔導兵団はラピスの指揮に従え」

ルアド王が高らかに命じると慌ただしく玉座の間の兵士たちは列をなし玉座から出ていった。

隣で沈黙していたクルハが立ち上がり王に一礼して師であるラピスを見た。

彼女は穏やかな笑顔で。

「大丈夫ですよ、クルハ」

クルハは少し目をそらしその笑顔にほんの少し顔を赤らめて。

「自分は先生が争いを好まないのに戦いに出るのが心配です。少しのためらいが死に至る。それも魔女カランが復活しているなんて」

ラピスは少しだけうつむいた。

「私はこの国が好きですこの国の民も王も守るのが顧問魔術師の務めです。私を信じなさい、クルハ必ず最小の犠牲で戦いを終わらせます。」

クルハはラピスを見た。

少しだけ憂いのある師の顔にクルハは不安で時分の法衣の胸元を弱く握った。