今日は体調の悪い中診察に行った。
よりによって暴風雨で傘がひっくり返ったり飛ばされそうになってずぶ濡れになった。
お陰で寒くなって心細くなった。
診察では主治医が自分に向け「働いてない、と言う事を負い目に感じてる様ですね」と言われた。
それもそうだ、幼少の時から父親に「働かざる者食うべからず」と言われていたので、働かないで酒やギャンブルに興じていたりしている大人はみずぼらしいと言う先入観がどうしても消えない。
だがいざ大人になり、福祉にお世話になると「生きているだけで価値がある」と教わった。
はじめこそ抵抗があったがそれが仕事を長続きできない自分の免罪符になっていた。
やがて足掻く事17年。
人生の半分をのたうち回り、転職を繰り返した。
主治医はこうも言った。
「もう十分働いたと思いますよ」
と、自分は一瞬肩の力が抜けたがよくよく反芻して考えると「もう働けない」と言われたに等しい事に気がついた。
まだ30代なかばだ、こんなとこでひなが食っちゃ寝る生活はそれこそ自尊心が傷つく。
自分は主治医の言葉にショックを与えられた。
別に主治医のドクターに嫌悪感があるわけでないが、作業所止まりで少ない賃金で満足して生き生きしている利用者達に辟易していた自分がまさかリタイアするというのは自分の人生が何かと言う可也の痛みを伴った。
もともと集団に馴染めない自分はもうおそらく一人で仕事できるような環境でもなければ働けないのだろう。
占いで今年は良い年になると言われたが、1月からことごとく災難だらけだ。
最早奇跡にすがるしかない。
書くことは辞めないが。
それを取られたらもう自分を保てないだろう。