皮肉な命

命の価値は生産性ではない。

存在にこそ感謝できる。

世界ではそう言うがその裏で、

本音は命に天秤があると真理が語る。

価値が平等ではないが、時の流れだけが平等だ。

競争に負けた動物の子が肉食の強者に食われる。

ただそれは負の象徴として皮肉られ。

すべての命に平等の安寧があると着飾る。

そんなまやかしに浸からないと生きていけない。

私は食うか食われるかで言われるなら、

間違いなく捕食される愚かな家畜だ。