2021-09-09 詩 闇と薔薇と睨む双眼 闇にうごめく何かは、混沌とした世界を歌うでしょう。月の光も届かぬ漆黒に身を這わせ。蛇の目が睨む先は茨だらけの道でしょう。 身が刻まれ裂けてもそれは進もうとし、いつしか獲物に食らい付く。 闇に埋もれた黒薔薇が静かに燃え溶け蛇は息絶える。