2023-07-11 忘却の夏 拭えぬ虚脱感 かいた汗は力を抜き取り 猛暑の夏は性懲りもなくやってきた かつて有った賢明さがやけに遠い 知的、聡明とは無縁の短絡思考 日陰に入れば閃いたような直感 いやまてこれはただの安堵感 暑さがもたらすただの錯視 混乱を極める予兆がただ嗤う なにか理解したように 振る舞えば振る舞う程消え失せる自尊心 かつての自分はもう思い出せない 忘却の夏