平修(たいらおさむ)ブログ

私の作品やその他日記、統合失調症の闘病などを徒然とを書いています。

花火

夏の夜、夜空に浮かぶ光の華。

轟く音に閃光が遅れて来れば、

のき並ぶ賑やかな屋台に集う観客が歓声をあげる。

子供の頃は随分と楽しかったあの夏から、

大人になった私は静かな時間。扇を片手に空を眺む。

日本の夏にある風情、私はその情景が好きだ。

この夏を超える度。

幸せが幻だったように思えたが、

それはすべて嘘だ、少しでもあった光。

ただぱっと浮かぶ闇夜の閃光のように。

長くは咲かないのは刹那の幸福。

幸せはきっと花火のように。