平修(たいらおさむ)ブログ

私の作品やその他日記、統合失調症の闘病などを徒然とを書いています。

冬の寒さと流行病

先週から起こった事、体験談をメモする。

 

 

 

先週10日、悪寒と喉の痛み。味覚に違和感があったので自宅で寝ていた。。

市販薬を飲み、横になるが布団を5枚かけて敷布団に、電気毛布をかけて寝たが異常な寒気を感じた。

まるで吹雪の中を裸で横たわるような寒さで震えが止まらなかった。

翌日、かかりつけの内科に行くとドクターから「検査した方がいいですねー」と言われ、すぐさま検査をした。

なんの検査かは伝えられないままそこで鼻の粘膜を採取されて待合室で結果を待った。

この内科は風邪症状がある人は隔離部屋に案内される、中には大型の空気清浄機が四台フル稼働していた。

咳き込む人も何人か居て、皆ぐったりしながらスマホ見つめたりしていた。

例外なく自分も息が上がりながらゲームをやろうとしたが、あまりの咳き込みにトイレに駆け込み、吐きそうになる。

(実際は喉が痛いだけで吐瀉物は出なかった)

再び隔離部屋に戻ると自分の名前が呼ばれた。

 

診察室に入るとドクターは困った様な苦々しい様な複雑な顔をしていた「検査結果出ました。あー陽性ですねー、コロナの」

自分は絶句した。

コロナ禍と呼ばれたこの数年、一度もかかったことはなかった。

半ば他人事だったので周りの友人知人が皆感染していても「大変なことだ」と傍観者を気取っていたのがまさかとうとう自分に回ってくるとは夢にも思わなかったのだ。

ドクターは5日間の外出禁止を示す紙面と薬を処方した。

と同時に車で送ってくれていた母も一晩同じ家に居た為、濃厚接触者となった。

母の分の紙面もその際出され、4日の外出禁止と書かれていた。

母も自分も葛根湯(風邪薬)モルヌピラビル(抗ウイルス薬→3割負担で9000円する新薬)などを処方され、自宅療養が始まった。

二人して熱はあり、咳き込み、ひたすら眠った。

だが数日して眠りすぎて眠れず、体を冷やさないように横になっていた。

あまりの退屈さに起きて母と「孤独のグルメ」シリーズを1シリーズ何回かにわけて見ていた。

診断から3日目、熱は微熱になるが咳や鼻水痰が絡むなど症状はわずかに快方に向かっていたが相変わらずしんどいのは変わらずだった。

暇なのでスマホを見たり、タブレット孤独のグルメを見たりしていた。

冬の寒さと熱があるせいで布団からは出られない。

もし、コロナの株がコロナ禍のものだったらもう入院しているなと感じるぐらい強烈で一人だったらとんでもなく心細かっただろうと思った。

母には感染させてしまった申し訳ないという罪悪感と面倒を見てくれた事に感謝している。

今日、感染から五日目。外出禁止期間最終日熱は平熱になったがそれ以外の症状(咳や鼻水鼻詰まり喉の痛み)が残ったため再び診察へ行く。

咳止めと気管支炎の薬、漢方が出され再び帰る。

処方薬を服用するとピタリと鼻水、咳は収まるが喉の痛みはまだ続く。

味覚も相当強い甘みや塩味でないと感じなくなった(辛いものはわかるが咳き込む)

といった具合に流行病にやられていた。

ひとつ言えるのはこんな状況でも自分を心配してくれる母や、懸命に職務で患者に向き合う病院、薬局のスタッフは本当に偉い。

感謝が尽きない。

ちょっと前に自分なんてどこも価値がないんだろうかなんて、卑屈な考えをぼんやり浮かべていたがこんなに社会に生かされているのにその献身を無下にするのはなんだか失礼だなと感じた。

と、同時にマスクもしないで都内を出歩きあまつさえ満員の下り電車で平気な顔をしていた自分はとても軽率だったなと思う。

これをもし読まれている方がいたら手洗いうがいマスクは必ず励行したほうがいい。

特に人混みに行くならなおさらだ。

自分も注意したい。